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毛色と毛質の難しさ。   

子犬が生まれると、JKC(JAPAN KENNEL CLUB)に一胎子登録といって

血統書の申請をします。

いつもここで難しさを感じます。



ジャックラッセルテリアの場合、毛質と、毛色を記入するのです。

でも、実際のところ...

生後1ヶ月や2ヶ月で、毛色も毛質もわからないのです。

毛色に関しては、ブラウン&ホワイト、とかホワイト&タンとか

トライ(白×茶×黒)とか、なんとか想定できるのですが。

毛が伸びてきたり、パピーコートが抜けたときに色が変わることもあります。

実際に、生まれたばかりのときにホワイト&ブラックだと思った子が

後に、薄いタンまで抜けてきたこともありました。

でも、毛質に関してはもっとわからないです。

なんとなく、長くなりそうかな?とか

なんとなく、スムースっぽいかなとか

その程度しか、生後60日くらいだとわかりません。

90日を過ぎて、ブロークンの子がだんだんラフっぽくなることもあり

ブロークンと思った子がスムースっぽくなることもあります。

ほんとに難しいです。

厳密な規定はないので、その場合、

ラフっぽい子に関しては「長めのブロークン」と解釈し

スムースっぽい子に関しては「短めのブロークン」と解釈し

どちらもブロークンで申請するのが間違いないかな、となります。

ダックスのように、3毛種(スムース、ロング、ワイアー)を別に

その後のドッグショー審査や犬種登録をするわけではないので

困ることはないと言えばないのですが。。

フォックステリアも、スムースフォックステリアとワイアフォックステリアは

別犬種なのを考えると、せめてスムースと、ラフ&ブロークンは

別のものとして審査を受けないと、有利不利が出てくるかもしれないなと

思います。

ただ、家庭犬で暮らしている限りは、厳密にどっちかを区別する必要も

ないのかなと思います。

血統書にはブロークンって書いてあるけど...

うちの子実際にはものすごく毛が長くてどう見てもラフ。

そんなことも、よくあると思います。

成長過程で変化してくるものだから、早いうちの血統書申請段階では

予測の立たない部分もあると思うのです。

また、うちのマーちゃんや大ちゃんは、今の姿でパッと見れば

トリミングした状態なのでブロークンですが

伸ばしていくとモコモコのラフコートです。

厳密に分けることが難しいから、曖昧の線が残されているのかもしれない

とも思います。

固定されていない犬種という部分もあると思います。

まったくのスムースの母犬×父犬から、ラフコートの子もでるし

モナちゃんみたいにブロークンの子からも、ほんとに長いラフも出るし

ラフで毛のすごく長い親犬から、スムースの子も生まれます。

同じときに生まれた兄妹でも、毛種がみんな違うこともあります。

ただ、一方もっと難しいのは毛色の問題。

ペコの子の一胎子登録のときにも毛色を書き込む欄に迷いました。

たとえば、子犬のときにはどう見ても真っ黒で、ブルー&タンだと

思って送りだした子が、1ヶ月後にはなんとレッドになっていたし

レッドかなと思っていた子が、その後会ったら、グリズル&タンに

なっていたし。

とても難しいです。

レッドにも微妙な差し毛はあり、また、色調も濃い個体から薄い個体まで

さまざまなので、グリズル&タンと言えなくもない。

とても難しい部分です。

ブルー&タンで申請していても、後にグリズル&タンになることもある。

レッドと言うには微妙に薄くて、グリズル&タンかと思ったら

ずっとトリミングを重ねていくうちに、色が濃くなっていって

レッドだよなーということもある。

だから、まだわずか生後数ヶ月での登録は難しいです。

わざわざ、後になって変更する人も珍しいのかもしれないし。

相手が生き物だから、個体差もあって、なかなか難しいなと

つくづく思います。

cocoはパピーの頃、すごいラフラフだったのに。

最近は伸びてもブロークン程度で止まるのに顔だけラフ。

みたいに、成長とともに変化してきた。。

なかなか、奥が深いです。

by jrt-mona | 2007-06-20 15:15 | BREEDING

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