股関節形成不全
2007年 07月 15日
股関節形成不全、という犬の疾患をご存じですか?
欧米を始め、日本でも近年問題視されているイヌの遺伝病です。
( *後天的なものもあるようです。 )
この病気は、軽度のものでは外観上では判断がつかないことが多く
飼い主が気づかないケースも多々あるようです。
その結果、イヌの苦痛に気づかずに可愛そうな思いをさせてしまうことがあります。
後天的なものもあるようですが、基本的には「遺伝的疾患」が多いようで
無謀な繁殖による弊害、つまり人災とも言えると思います。
なんで、「うちの子繁殖」しちゃいけないの?
なんで、ちゃんとしたブリーダーさんを選ばなきゃいけないの?
そんなことの、ひとつのこたえとして、犬も飼い主さんも長きにわたり
健康に、楽しく暮らせることが、パートナードッグとしてなにより
大切なことだからだと、思います。
いたしかたない事故、予期せぬ発病までは避けられない部分もある。
命の問題ですから、そこまで言及することはできないでしょう。
でも、予測可能で、避けられる事態を避けずに繁殖をつづけることは
やっぱり、そののち、犬とオーナーさんや家族に負担や大変な思いを
強いることなので、わたしは・・・どうなのかなと思います。
同じ繁殖ラインから、複数回に渡って股関節形成不全や膝蓋骨亜脱臼、
若年性白内障などが出ていた場合や、心臓疾患などで短命であった場合
その繁殖は、1度してしまったことはもう戻れないけれど
そのラインの繁殖はできることなら、やめたほうがいいように思います。
個人の意識の違いが、全体を変えます。
たとえば。
スウェーデンの股関節形成不全発症率の減少データ。
[スウェーデンのHD減少率]
犬種 1976年 1980年 1984年 1988年 1992年
Gシェパード 34% 26% 23% 21% 20%
Gレトリーバー 28% 27% 22% 18% 17%
Lレトリーバー 25% 22% 18% 17% 14%
ロットワイラー 36% 29% 18% 14% 12%
ニューファン 55% 53% 41% 37% 26%
バーニーズ 32% 29% 27% 20% 15%
セントバーナード 73% 61% 50% 50% 49%
( *出典資料スウェーデン大学農学部 )
16年で、これだけの減少の成果を挙げられるのですね。
16年間で、検査を徹底し、遺伝疾患因子のある繁殖ラインをストップし
陽性の犬たちでの繁殖をつづけた結果、このような数値になったのでしょう。
でももし。
一部の人間のみがこのことを意識して、多くの一般愛犬家がそれを知らなければ。
こんなに劇的に減っただろうか?
と思うのです。
わたしの友人にも、股関節形成不全の犬を持ち、ボルトの手術を受け
それは大変な思いをしている人もいる。
飼ってみて、発症して、はじめて背負う苦労なのです。
知らないままなら、幸せなこと。
でもいつか、どこかで、誰かが背負う苦労なら、なるべく。
減少させる方向に、向いてほしいと思います。
というわけで、今日のブログは、超長いです。
楽しい話ではないので、興味のない方は読み飛ばしてください。
でも、もしちょっとでも興味を持ってもらえたらと思います。
*******
【股関節形成不全】
1 : 「疾病の発見」
1985年にアメリカの軍用犬のシェパードで報告されたのがはじまりで
日本では1960年に最初の報告があったそうです。
この病気は、別名、股関節形成異常、股関節異形成、股関節半脱臼
などとも呼ばれており、略してHDと呼ばれることも多いです。
2 : 原因
約70%は遺伝。
*複数の遺伝子が関係しているので両親がHDでなくても発症する可能性がある。
約30%は後天的な要因。
後天的な要因の主なものは、肥満によるものが多く
その他運動や外傷による場合もあるといわれています。
蛋白質、特別なビタミン、ミネラルの過剰摂取が問題になる場合がある。
ここでわたしが思うのが、ビタミン、ミネラルの過剰摂取についての懸念。
手作り食への不安は、この部分にもあります。
正しいミネラル量を、はたして一般飼い主が見定められるだろうか。
わたしはやっぱり、不安が伴います。
健康に生まれても、長きに渡ってマイナス飼育をしているとしたら?
やっぱり、自分の経験知では不安なので、肉や野菜もあげつつ
基本は良質なドッグフードの模索を考えたいと思いました。
しかし、股関節形成不全(以下HD)の70%は遺伝によるものが主なので
HDのイヌを繁殖には用いないことが重要になってくる。
日本以外の犬の先進国ではシステムが確立されています。
3 : 外観による兆候
もし、次に挙げる項目に該当するようであれば診断を受けることをお勧めします。
[外見的兆候]
1) 正しいお座りの姿勢ができず、あぐらをかいたり、横座りしたりする
2) 起きた時の立ち上がる動作がのろく、痛そうにしている
3) 階段の昇り降りを嫌がり、痛そうにしている
4) ジャンプを嫌がったり、高いところに飛び乗れなかったりする
5) 歩様時に、後肢の歩幅が狭く。踏み出しの前肢が円を描く(真っ直ぐに出ない)
6) 後望して、牛の尻のように骨盤が太く大腿の筋肉が痩せている
7) 走り出す時にウサギ跳びのような動作をする
8) 幅跳びやジャンプを嫌がる
4 : 股関節形成不全の現状
アメリカでは、15~20%の犬がHDであるといわれており
日本では、約35%の犬がHDであるといわれているそうです。
更に特定の犬種においては50%以上がHDともいわれている現状だそうです。
この数字を見て驚かれる方も多いかと思いますが、決して大げさな数字ではなく
重度から経度まで合わせれば、このような数字になるそうです。
5 : 股関節形成不全の診断
歩様や触診、神経系除外診断などもありますが、レントゲン撮影が最も有効。
症状の発症は生後まもなくから出現し、生後3ヶ月で約25%、生後6ヶ月で約50%
生後1歳で約85%、生後2歳で約97%が診断可能だとのことです。
ただ、日本ではまだまだこの分野への取り組みが進んではいないため
正しく診断できない獣医師も多いと聞くので、しっかり診断できる病院を探してから
見てもらうとよいと思います。
JAHD (日本動物遺伝病ネットワーク)
川瀬獣医科医院
小川犬猫病院
6 : 専門研究機関
ここではアメリカの専門研究機関を紹介します。
<OFA>(Orthopedic founation for Animals Inc)
アメリカのミズリー州にある非営利団体で1966年に設立された。
設立の目的は次の4つが挙げられる。
1) 動物の整形外科疾患に関する情報公開
2) 遺伝性整形外科疾患の発生を低下させるための計画繁殖を奨励、助言、確立させる
3) 動物の、整形外科疾患の研究の奨励と資金援助
4) 目的遂行のための資金運営
※ この目的を実践するために全ての犬種の股関節の診断と登録を行っている。
[診断結果]
次に挙げる7段階のランクで評価し、(3)までは正常の評価で
OFAの登録メンバーになることができる。
1) Excellent
2) Good
3) Fair
4) Borderline (ボーダーライン)
5) Mild Hip Dysprasia (軽度のHD)
6) Moderate Hip Dysprasia (中度のHD)
7) Severe Dysplasia (重度のHD)
7 : 股関節形成不全の対策と治療
[軽度の場合]
まず運動制限をし、体重増加に注意を払うことが大切。
これで症状の進行が見られなければ筋肉がつくまで様子を見る。
もし、痛みがあるようであれば痛み止めや、非ステロイド系の
炎症を和らげる薬などを投与して痛みを抑えるようにしてあげる。
これらの治療で改善されない場合および症状が重い場合は外科的な治療をする。
[外科的治療法] ( 理想は生後5~10ヶ月くらいにおこなう )
1 :恥骨筋切除術
恥骨筋を切除する手術で、恥骨筋が緊張していると
股関節が押さえられてしまうために痛みが生じるので
これを取り除くことによって痛みをなくす。
2 :大腿骨頭切除術
大腿骨頭そのものを切除する手術で、この場合には取り除いてしまうので
かわりに偽の関節(インプラント)をつけて歩けるようにする。
*これらの手術は、あくまでも症状を取り除くためのもので
完全に治るわけではありません。
残念ながら再発も多々あり、アメリカのデーターでは約5%の犬が再発している
そうです。
長くなりましたが、遺伝性疾患は、ただこの目で見て健康だからとか
元気だからではわからない、見えないキャリアが存在するのだと思います。
我が家の犬たちは、小川犬猫病院さんにお願いしています。
この病院では、股関節等の相談だけでなく、アイチェックなども
きちんと行っていただけます。
獣医さんと患者さんの相性とか、いい悪いの感じ方は人それぞれなので
「おすすめします」
っていうことは、ありません。
適切な設備と、医療技術。
なににも増して大切なことは、そのような疾患に向き合い取り組もうという
意識を持った獣医さんとお付き合いできたらいいなと思います。
今日は別の件で、川瀬獣医科医院の先生とお話ししました。
インフォームドコンセント。
正しい説明と明確な方針の提示に、安心感を覚えました。
獣医医療と繁殖は、さほど多くの情報交流がないように思います。
個でしていることは多々あると思いますが、ネットワーク化された
連携は、まださほどの発達していないように感じます。
でも、技術や意識が変わっていくことには、この両輪が動かなければ
動き出さないことなのかもしれないなと思います。
( 出典資料 )2000年6月4日
介助犬の基礎的調査研究班平成12年度ワークショップ
股関節形成不全の臨床」の発表
川瀬 清 (川瀬獣医科病院)
欧米を始め、日本でも近年問題視されているイヌの遺伝病です。
( *後天的なものもあるようです。 )
この病気は、軽度のものでは外観上では判断がつかないことが多く
飼い主が気づかないケースも多々あるようです。
その結果、イヌの苦痛に気づかずに可愛そうな思いをさせてしまうことがあります。
後天的なものもあるようですが、基本的には「遺伝的疾患」が多いようで
無謀な繁殖による弊害、つまり人災とも言えると思います。
なんで、「うちの子繁殖」しちゃいけないの?
なんで、ちゃんとしたブリーダーさんを選ばなきゃいけないの?
そんなことの、ひとつのこたえとして、犬も飼い主さんも長きにわたり
健康に、楽しく暮らせることが、パートナードッグとしてなにより
大切なことだからだと、思います。
いたしかたない事故、予期せぬ発病までは避けられない部分もある。
命の問題ですから、そこまで言及することはできないでしょう。
でも、予測可能で、避けられる事態を避けずに繁殖をつづけることは
やっぱり、そののち、犬とオーナーさんや家族に負担や大変な思いを
強いることなので、わたしは・・・どうなのかなと思います。
同じ繁殖ラインから、複数回に渡って股関節形成不全や膝蓋骨亜脱臼、
若年性白内障などが出ていた場合や、心臓疾患などで短命であった場合
その繁殖は、1度してしまったことはもう戻れないけれど
そのラインの繁殖はできることなら、やめたほうがいいように思います。
個人の意識の違いが、全体を変えます。
たとえば。
スウェーデンの股関節形成不全発症率の減少データ。
[スウェーデンのHD減少率]
犬種 1976年 1980年 1984年 1988年 1992年
Gシェパード 34% 26% 23% 21% 20%
Gレトリーバー 28% 27% 22% 18% 17%
Lレトリーバー 25% 22% 18% 17% 14%
ロットワイラー 36% 29% 18% 14% 12%
ニューファン 55% 53% 41% 37% 26%
バーニーズ 32% 29% 27% 20% 15%
セントバーナード 73% 61% 50% 50% 49%
( *出典資料スウェーデン大学農学部 )
16年で、これだけの減少の成果を挙げられるのですね。
16年間で、検査を徹底し、遺伝疾患因子のある繁殖ラインをストップし
陽性の犬たちでの繁殖をつづけた結果、このような数値になったのでしょう。
でももし。
一部の人間のみがこのことを意識して、多くの一般愛犬家がそれを知らなければ。
こんなに劇的に減っただろうか?
と思うのです。
わたしの友人にも、股関節形成不全の犬を持ち、ボルトの手術を受け
それは大変な思いをしている人もいる。
飼ってみて、発症して、はじめて背負う苦労なのです。
知らないままなら、幸せなこと。
でもいつか、どこかで、誰かが背負う苦労なら、なるべく。
減少させる方向に、向いてほしいと思います。
というわけで、今日のブログは、超長いです。
楽しい話ではないので、興味のない方は読み飛ばしてください。
でも、もしちょっとでも興味を持ってもらえたらと思います。
*******
【股関節形成不全】
1 : 「疾病の発見」
1985年にアメリカの軍用犬のシェパードで報告されたのがはじまりで
日本では1960年に最初の報告があったそうです。
この病気は、別名、股関節形成異常、股関節異形成、股関節半脱臼
などとも呼ばれており、略してHDと呼ばれることも多いです。
2 : 原因
約70%は遺伝。
*複数の遺伝子が関係しているので両親がHDでなくても発症する可能性がある。
約30%は後天的な要因。
後天的な要因の主なものは、肥満によるものが多く
その他運動や外傷による場合もあるといわれています。
蛋白質、特別なビタミン、ミネラルの過剰摂取が問題になる場合がある。
ここでわたしが思うのが、ビタミン、ミネラルの過剰摂取についての懸念。
手作り食への不安は、この部分にもあります。
正しいミネラル量を、はたして一般飼い主が見定められるだろうか。
わたしはやっぱり、不安が伴います。
健康に生まれても、長きに渡ってマイナス飼育をしているとしたら?
やっぱり、自分の経験知では不安なので、肉や野菜もあげつつ
基本は良質なドッグフードの模索を考えたいと思いました。
しかし、股関節形成不全(以下HD)の70%は遺伝によるものが主なので
HDのイヌを繁殖には用いないことが重要になってくる。
日本以外の犬の先進国ではシステムが確立されています。
3 : 外観による兆候
もし、次に挙げる項目に該当するようであれば診断を受けることをお勧めします。
[外見的兆候]
1) 正しいお座りの姿勢ができず、あぐらをかいたり、横座りしたりする
2) 起きた時の立ち上がる動作がのろく、痛そうにしている
3) 階段の昇り降りを嫌がり、痛そうにしている
4) ジャンプを嫌がったり、高いところに飛び乗れなかったりする
5) 歩様時に、後肢の歩幅が狭く。踏み出しの前肢が円を描く(真っ直ぐに出ない)
6) 後望して、牛の尻のように骨盤が太く大腿の筋肉が痩せている
7) 走り出す時にウサギ跳びのような動作をする
8) 幅跳びやジャンプを嫌がる
4 : 股関節形成不全の現状
アメリカでは、15~20%の犬がHDであるといわれており
日本では、約35%の犬がHDであるといわれているそうです。
更に特定の犬種においては50%以上がHDともいわれている現状だそうです。
この数字を見て驚かれる方も多いかと思いますが、決して大げさな数字ではなく
重度から経度まで合わせれば、このような数字になるそうです。
5 : 股関節形成不全の診断
歩様や触診、神経系除外診断などもありますが、レントゲン撮影が最も有効。
症状の発症は生後まもなくから出現し、生後3ヶ月で約25%、生後6ヶ月で約50%
生後1歳で約85%、生後2歳で約97%が診断可能だとのことです。
ただ、日本ではまだまだこの分野への取り組みが進んではいないため
正しく診断できない獣医師も多いと聞くので、しっかり診断できる病院を探してから
見てもらうとよいと思います。
JAHD (日本動物遺伝病ネットワーク)
川瀬獣医科医院
小川犬猫病院
6 : 専門研究機関
ここではアメリカの専門研究機関を紹介します。
<OFA>(Orthopedic founation for Animals Inc)
アメリカのミズリー州にある非営利団体で1966年に設立された。
設立の目的は次の4つが挙げられる。
1) 動物の整形外科疾患に関する情報公開
2) 遺伝性整形外科疾患の発生を低下させるための計画繁殖を奨励、助言、確立させる
3) 動物の、整形外科疾患の研究の奨励と資金援助
4) 目的遂行のための資金運営
※ この目的を実践するために全ての犬種の股関節の診断と登録を行っている。
[診断結果]
次に挙げる7段階のランクで評価し、(3)までは正常の評価で
OFAの登録メンバーになることができる。
1) Excellent
2) Good
3) Fair
4) Borderline (ボーダーライン)
5) Mild Hip Dysprasia (軽度のHD)
6) Moderate Hip Dysprasia (中度のHD)
7) Severe Dysplasia (重度のHD)
7 : 股関節形成不全の対策と治療
[軽度の場合]
まず運動制限をし、体重増加に注意を払うことが大切。
これで症状の進行が見られなければ筋肉がつくまで様子を見る。
もし、痛みがあるようであれば痛み止めや、非ステロイド系の
炎症を和らげる薬などを投与して痛みを抑えるようにしてあげる。
これらの治療で改善されない場合および症状が重い場合は外科的な治療をする。
[外科的治療法] ( 理想は生後5~10ヶ月くらいにおこなう )
1 :恥骨筋切除術
恥骨筋を切除する手術で、恥骨筋が緊張していると
股関節が押さえられてしまうために痛みが生じるので
これを取り除くことによって痛みをなくす。
2 :大腿骨頭切除術
大腿骨頭そのものを切除する手術で、この場合には取り除いてしまうので
かわりに偽の関節(インプラント)をつけて歩けるようにする。
*これらの手術は、あくまでも症状を取り除くためのもので
完全に治るわけではありません。
残念ながら再発も多々あり、アメリカのデーターでは約5%の犬が再発している
そうです。
長くなりましたが、遺伝性疾患は、ただこの目で見て健康だからとか
元気だからではわからない、見えないキャリアが存在するのだと思います。
我が家の犬たちは、小川犬猫病院さんにお願いしています。
この病院では、股関節等の相談だけでなく、アイチェックなども
きちんと行っていただけます。
獣医さんと患者さんの相性とか、いい悪いの感じ方は人それぞれなので
「おすすめします」
っていうことは、ありません。
適切な設備と、医療技術。
なににも増して大切なことは、そのような疾患に向き合い取り組もうという
意識を持った獣医さんとお付き合いできたらいいなと思います。
今日は別の件で、川瀬獣医科医院の先生とお話ししました。
インフォームドコンセント。
正しい説明と明確な方針の提示に、安心感を覚えました。
獣医医療と繁殖は、さほど多くの情報交流がないように思います。
個でしていることは多々あると思いますが、ネットワーク化された
連携は、まださほどの発達していないように感じます。
でも、技術や意識が変わっていくことには、この両輪が動かなければ
動き出さないことなのかもしれないなと思います。
( 出典資料 )2000年6月4日
介助犬の基礎的調査研究班平成12年度ワークショップ
股関節形成不全の臨床」の発表
川瀬 清 (川瀬獣医科病院)
by jrt-mona | 2007-07-15 12:32 | 病気・医療