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電源オフ。   

新年会にて。

祖母、母、叔母、わたし、従姉妹。

女が3世代揃った。



祖母はもう80代もなかば。

体はあちこち不自由があるケド、口だけはかなり達者です。

口が達者、もとい、毒舌の天才。

まあ、昔の人だからなのか、なんなのか、「見てくれ」をやたら気にするヒト。

着ているもの、髪型、お化粧、ちゃんとしていると、褒められる。

見てくれがちゃんとしていると、人として認められる・・・に近い。

目が悪くなって、よく見えないくせに、あたらしいアクセサリーや洋服は

どんな些細なものでも、見逃さない。

すごい。

ここんとこ、パピーの世話に明け暮れてわたしの手はかさかさ、

お化粧も・・・うーん。

そしたら案の定、ああだこうだと言われ、わたしの人生にまで言及された。

仕事に情熱を注ぐ人生はどうかと思うだの、

仕事、仕事、なんていう人生はさみしい人生だだの、

まあ、いろいろね。

うーん。

仕事はもちろん仕事だけど。

わたしにとっては、書くこと、読むこと、考えることは、とても好きなことで

好きなことをして、それを世の中に出すことができて、そしてお金をもらえて

生活が成り立っているというのは、すごくシアワセなことだと思ってるけど。

さみしい?

仕事は大好きだけど、365日四六時中、仕事じゃない。

犬たちがいる。

恋もする。

友達がいる。

お酒を飲む。

おいしいものを食べる。

本を読む。

映画を観る。

たくさん、たくさん、たのしいことがある。

それでも、この人生は、さみしい人生?

もちろん、さみしい日もある。

でも、誰だって、さみしい日はある。

自分を大切に思ってくれる人がいたって、さみしい日はある。

よくわからなくなって、なんだか疲れちゃったので、

ちょっと休みたくなって、携帯電話も、自宅の電話も、電源をオフに。

しばらくずっとオフにしていたいけれど、そうもいかないんだな。

我が家は、兄がロンドンに住んでいて、弟は大阪に住んでいて、

両親の近くにいるのは、わたしだけ。

わたしくらいは両親のちかくにいたほうがいいかなと思ったりもしたし、

犬たちのこともあって、仕事は30才、これからが自分の試練や壁の時期だから

実家から2分ほどのところに住んでいるけれど。

近くに住んでいればいるほど、いい顔だけで接することもできない。

お互いに。

母とわたし。

女同士だと、なかなか、いろいろ、折り合いのつかない部分もある。

「モナママ、ごはんどうしてるの?」

って友だちにふと聞かれた質問。

うーん・・・実家のそばに住んでいるけど、実家で食べることは

1週間のうち、ほとんどない。

実家に行けば食べるものはあるけど、お寿司屋さんで食べちゃうことが多いし。

そんなもんです。

実家に行くのは、犬を迎に行くときと、届け物をするときくらい。

今年はたぶん、自分にとって、2つは変化があると思う。

まずは、体を治すことを先決に考えて。

体が元気でないと、いまがんばらなきゃってときに、がんばれない。

しあわせ?

って聞かれて、100%の笑顔で、しあわせだよと答えられる人生を

歩みたいと思う。

勇気を持って、生きていく。

これが、今年の目標。

生きることは、選ぶことと、決めること。

つい、楽なほうに、居心地のいいほうに、歩んでしまいそうになるけれど

一時の居心地や、楽なことに流されることなく。

勇気を持って、捨てる勇気、決める勇気、振り返らない勇気を、持ちたいと思う。

自分の可能性を広げられるのも、ここでおしまいにしちゃうのも、

自分次第なのだろうと、思う。

2007年、相変わらず心貧しくなりそうなお寒いコマーシャルばかりでため息。

そんななか、JOMOのコマーシャル「干支リレー篇」と、

日産のコマーシャルは

いいコマーシャルだったと思う。(サイト見つからず)

触発された。

2006年、すごくいい広告だなと思ったのは、HONDAの海外のCM

圧倒されてしまった。

コマーシャルってすごい。

アイディアも、クオリティも、素晴らしいと思ったけど、

なにより、これをつくりたいと思ったクリエーターの志が、すごく強いと思った。

日本の企業で、こんな広告をつくれるんだというのも、驚いた。

クライアントが・・・クライアントが・・・クライアントが・・・。

そんな言い訳をせず、いいコピーを、書きたいと思った。

どこかで、コピーライターのコピーは、クライアントのもの。

自分の言葉じゃないって、言い訳をしている自分がいた。

自分は小説家じゃないし、エッセイストでもないし、歌人でもない。

コピーライターだからと。

でも、コピーライターのこわいところは、相手に選ぶ選択を与えないところ。

小説も、映画も、俳句も、エッセイも、読み手が選んで読まれるもの。

でも、コピーライターが書いたものは、読み手にとっては

一方的に、発信されてしまう。

だからふつうは、テレビ見ててコマーシャルになるとチャンネル変えるし

雑誌や新聞でも、読みとばすわけです。

それが広告であり、でもだからこそ、言い訳せず、なるべくなるべくやさしい言の葉を、

テレビやラジオの電波や、新聞や、雑誌や、街にあふれる交通広告に

載せていきたいと思う。

さみしいも、さみしくないもなく。

好きな仕事に就けていることをもっと感謝して、精進して、前を向いていこうと思う。

by jrt-mona | 2007-01-03 03:41 | DAYS.

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